耳マークを知っていますか?【耳マークの動画三部作①】
薬局やコンビニ、バスの運転手さんのそば、受付の人がいるいろんな場所に置いてあるこのマーク、気が付きましたか?
そのマークのそばには「筆談します」と書いてあります。
これはなんの為かわかりますか?
そして、なぜこんな形をしているのでしょう。
その謎が、この動画を見てくださるとわかります。
動画 【見つけたよ、耳マーク】
⭐️そう、これは耳マーク。
耳の形をイメージした、聞こえにくい人への筆談を推進するシンボルマークです。
この可愛い坊やは耳マークのことをよく知っています。
いろんなところにマークがあって、それを見つけるのを楽しんでいるかのようです。
それは、坊やのお母さんが、そのマークがあることでとても助かっているから。
街に出た時、受付や電車やいろんな場所で、「声」で話し「耳」で聞いて会話をしています。
⭐️【耳マークの動画、制作の経緯】
全難聴で耳マークを一般社会で広く認知してもらうため、動画を作ってはどうかとの発案から、
歌詞を公募し、選ばれた3つの歌詞が決まりました。
これに、難聴のピアニストで作曲家の大山明美さんが曲をつけました。
演奏も大山さんで、歌っているのは、娘さんの遥さんです。
これにお絵かきクリエイターの私に動画をつけてくれないだろうかと、全難聴役員の方からのご依頼がありました。
私は亡き夫が難聴で難聴者理解に尽力した人で、ご縁もありましたので、
協力いたしましょうということで、大山さんとのコラボ作品として制作したものです。
⭐️大山さんの記事ご紹介
https://o-temoto.com/akiko-kobayashi/mimi-mark/
⭐️難聴で耳が聞こえにくい、聞き取りづらい人にとって、それはとても緊張し、ストレスになる場面なのです。
店員さんが話されたことがきちんと聞き取れない時、大体怪訝な顔をされ、何度か言い返されたり、大きな声を出されたり、
分からないままで適当に済まされて、欲しいもさえ買えず諦める時もあります。
そんな、聞こえにくいことへの理解のなさからくる無神経な態度に、難聴の方はとても悲しい思いをします。
ただ、聞こえにくさは目に見て分からないのも事実です。
もし体が動きにくかったり、言葉が不自由な場合も、そういう障害があることは目に見えてわかるので、なんらかの対応をしなければならないと気がつくでしょう。
しかも、難聴でも、6歳ごろまで少しでも聞こえていた人は、ほぼ日本語が身についています。
大人になって病気や事故で難聴になった人は、耳は悪くなっても言葉はそれまでとほぼ変わらず話せます。
それで聞こえていないとは想像されにくいのです。
⭐️ではどうすればいいか。
それは筆談です。
言葉を文字で書いて伝えてくださるだけで良いのです。
簡単なことですよね?
筆談してくださいとマークを示したら、すぐに気持ちよく笑顔で書いてくれたら、
買い物や病院で悲しい思いをすることなく外に出ることが楽しくなります。
【この耳マークがたくさんの場所に置かれ、知ってもらえるととても嬉しい】
そんな思いで作った耳マーク三部作の一つ、「見つけたよ、耳マーク」
何度も繰り返し見て、聞いて、一緒に歌ってくださいね。
⭐️全難聴では、11月に広島で全国大会を開催します。
気になる方は、全難聴広島大会で検索してくださいね!
⭐️全難聴ホームページ 耳マークの歌三部作全曲をこちらからも視聴できます。
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