【お絵かきムービークリエイターのお仕事①】
こんにちは。お絵かきクリエイターやまのみのりです(やまみのクリエイト)。
お絵かきムービーの制作を中心に、イラストなども制作しています。
***お絵かきクリエイターのなりたい方は後でこちらも見てね***
先月は、お絵かきムービーのショートストーリーが完成し、納品を済ませました。
同時に進めていた、別の商品開発の「ストーリー絵本」の制作がほぼ終わりに近づいています。
え?仕事はお絵かきムービーばかりでは無いのかって?
はい、絵が描けると言うことで、イラストのお仕事もいただくことがあります。
これは、ある商品開発に取り組んだ男たちのストーリー。
プロジェクトなんとか、みたいなお話です。
題名は「天水ものがたり」
この半年ほど、お絵かきムービーと同時進行で進めておりました。
そして本題の納品したお絵かきムービーは、ある美容師さんの人生ストーリー。
(公開はもう少し先になりますので、お楽しみに)
今回の制作は、ガッツリ手書きのお絵かきムービーです。
「お絵かきムービーってほんとに全部手書きなの?
あんなにスラスラ間違わずに絵が描けるなんて、すごいよね!」
とよく言われるんですが、ほんとに手描きで描いているところを
撮影しているんですよ。
スラスラと一発描きで描いているように見えますが、
実は!!一枚の絵を描くのには、ゆっくりゆっくり慎重に、しかも途中何度も間違えては修正しながら描いているんです。
そして編集で、さらに、描き間違いなどを、細かく細かくカットしているんです。
この手描きの温かみと、人が描いているリアル感が、お絵かきムービーの人気の秘密なんだと思います。
私の場合は時々、デジタル画のお絵かきムービーも制作しますが、
今回は手描きがいい、とのご依頼でした。
ところで、この絵を描く元になるのが、シナリオです。
ではそのシナリオは、クライアントさんご本人が書くのでしょうか。
それは否です。
シナリオは、お絵かきクリエイターである私が、クライアントさんにヒヤリングします。
そして、誰に何をどう伝えるかということを細かく打ち合わせしていきます。
はじめに、ご本人のこととお仕事のことを詳しくお伺いします。
ご本人のことをお伺いするときに大事なことが、かっこいい思い出だけではなく、ちょっと恥ずかしいようなエピソードを教えてくださると、シナリオの中でいい味を出してくれます。
人の魅力って、完璧ではないところや、失敗した経験の中にこそあるんですね。
さて、先日納品した、美容師さんのシナリオの一部を並べてみました。
基本はPCで書くのですが、色々と試行錯誤したり、追加のヒヤリングをしたりして書き込む時は、やっぱりプリントアウトして、書き込むのが、私流です。
クライアントさんのお仕事の内容や、その魅力、伝えたい想いなどを描いていきますが、それらをストーリーとしてまとめていくには、シナリオライティングの技術がとても大事になってきます。
特に、想いが伝わる印象的なシナリオを、たった3分〜15分くらいの動画の中に収めるには、言葉、エピソード、表現の仕方など、何度も何度も書き直しながら、よりよくしていく作業を進めていきます。
そうやって精度を高めたシナリオは、まだ完成する前からクライアントさんに感激していただけることもしばしば。
シナリオが完成したら、半分できたも同然。
あとはひたすら動画を作っていきます。
ここまできてやっと、動画の元になる絵を描く作業に入ります。
まずは「絵コンテ」から作っていきます。
シナリオのこのシーンはどんな絵で描くと伝わるかな、と考えては描き、描いては消すと、結構時間が経っていきます。
下の写真はその絵コンテの一部。漫画の枠みたいなのに描くこともあるんですが、枠が小さいとホワイトボードに描くためのイメージが膨らまないので、今はA4四つ折りで描くことが多いです。これも私流です。
さて、絵コンテの下書きが大体固まったら、今度はiPadに絵コンテを描いていきます。
最終的には、この絵コンテを見て動画の絵を描いていくので、
完成形まで仕上げていきます。
絵コンテが完成したら、さあ、それをみながら動画を描いていくわけですが、
その動画制作の現場は、初期の頃はほぼこんな感じでした。
今は光の反射などを安定させるため、色々な工夫を凝らした、撮影環境を作って撮影しています。
「事件は現場で起こっているんだ!」
なんですか急に!(一人突っ込み)
起こるんですよ、撮影に入ると、いろんなことが!
基本はスマホで撮影するので、基本は電話とかならないように設定しますが、うっかりすることもあるし、夏には熱暴走という熱い敵もいます。
で、気がついたら途中から録画されていなかったとか、他にも、
録画ボタンのを途中で中断した後の押しわすれという痛恨の人的ミスまで、、、。
せっかく全神経を集中させて描いた1時間がボツになる、これらは制作あるあるです・・・そうなった時の疲労感は半端ないです。
今は、そういう凡ミスはたま〜にしかありませんが、(気をつけよう!)
それ以外でも、描いた後に抜けている部分や、文字間違いに気がつくこともあります。その場合どうするか・・・。
大抵の場合、もう一回描き直しです!!!😭😭😭
そんな、丁寧に慎重に時間をかけて、膨大な時間をかけて描いた動画たちを
パソコンの編集ソフトに送って、編集していきます。
ここで、余計な動きは全て「無かったこと」にします。
動画編集マジックです。
その動画と、シナリオに沿って録音した音声と合わせていくのですが、
その時に絵とシナリオをピッタリ合わせていくため、超早送りします。
こうして、一発描きでサラサラと描いているように「見せている」、その裏の作業がすごいわけなのです。
音声もまた色々と工夫しております。
BGMもこだわって、音源サイトからかなりの曲(100曲以上)を聴いて選びます。
それを全部合わせて編集して、お絵かきムービーとしての、一本の作品が完成するのです。
納品した作品が、クライアント様から大変喜ばれ、お仕事がやりやすくなったり、新しいお客様が「お絵描きムービーを見て来ました」と言ってくださるなどの反響を聞く時が、このお仕事の最高の喜びです。
この美容師さんのムービーは、公開になりましたら、また報告いたしますので、
楽しみにしておいてくださいね☺️
ではでは〜☺️
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