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お絵かきムービー

語られない歴史は忘れ去られる・・物語が残すもの

語られない歴史は忘れ去られる・・・】

人の歴史は、遺跡や記録に残っているものが元になっていますが、今に語り継がれ記憶に残るものは、ほとんどが物語で語られたものです。

時には、物語になったことが事実で、本当にあったことをそちらの印象が変えてしまうということもあります。

今日は「物語が残すもの」を考えてみたいと思います。

私はお絵かきクリエイターとしてストーリー動画を作っていますが、以前に紙芝居の絵を頼まれて描いたことがあります。
(私の人生ストーリーでもそのことを語っています)

*その紙芝居の題名は、「広島浅野家12代の夢」

ちなみに、浅野家というと、「忠臣蔵」の浅野内匠頭のことを思い出す方が多いと思いますが、あれも事実をドラマチックに誇張した物語が絶大な人気になった例です。うちの父も年末には必ず忠臣蔵を見ていました。

内匠頭長矩は、広島浅野家とは親戚ですから、お家断絶にはさぞ胸を痛めたことでしょう。


さて、この「広島浅野家12代の夢」の原作は、田辺良平さんという広島の郷土史研究家です。

90歳になった今も「春秋」という経済史に毎月6千文字のコラムを執筆されている方です。(なんと30年続けていらっしゃいます)

この方が、若い人に広島の歴史を残すため、この浅野家の紙芝居を作りたいとの依頼が「広島紙芝居村」の阿部さんにあり、ご縁があって私がその絵を描くことになりました。

実は浅野家のことは、広島でもあまり知られていないんです。

浅野家は元は和歌山一帯を統治していた大名でした。

天下分け目の関ヶ原の戦いで徳川が勝ち、負けた西軍の毛利家は、それまで統治していた安芸国(今の中国地方の拾い範囲)から
山口県の日本海側、今の萩・長門の狭い土地に移動させられました。

そして、その西側と九州の力のある大名たちを見張るため、徳川幕府は、信頼できる大名を広島に配置する必要があったのです。

浅野家三代目当主浅野長晟は、徳川の命を受け和歌山からたくさんの家来を引き連れて遠い広島へやってきました。

400年以上前の広島城への入城行列は、大層見事なものだったそうです。

徳川の命令で移動してきたとはいえ、それから江戸時代の12代、250年間広島を治め、広島の土地を干拓したり、土地にあった産業を発展させたり、たくさんの事業をされ、その間立派な政治をされました。

その働きが今の広島の発展に繋がっています。

しかし、今広島県民が広島の武将として毛利元就は殆どの人が知っていますが、浅野の歴史のことは殆ど知らないのです。

この紙芝居を見て、始めて浅野家の歴史を知ったと言われます。

それはなぜだか考えてみました。

一番大きな原因は、原爆です。

原爆が落とされた平和公園周辺は、浅野家の城下町が広がり、とても賑やかな繁華街でした。
城下町には伝統が根付いていて、家来や商人、その子孫もたくさん暮らしていたはずです。

最後のお殿様となった浅野長勲は、ちょうくんさんと呼ばれて親しまれ、明治12年、94歳まで生きておられた、最後のお殿様と言われています。
そのお葬式には3万人以上のひとが参列し、ちょうくんさんとのお別れを偲んだそうです。

その全てが、原爆で跡形もなく消えてしまい、街も、それを語る人も、全て消えてしまったのです。

浅野家長晟が入場後の統治は12代、250年。

平和で文化商業が豊かな広島を築きました。

忘れてはならない歴史だと思いました。

もっと語られなければならないのではないかと思いました。

子ども達の記憶にも残ってほしい。

「広島浅野家12代の夢」は内容が少し難しいので、小学生でも楽しめる物語があったら良いなと思って

「みーちゃんの広島浅野家物語」を作りました。

お絵かきムービーのスクールで勉強してお絵かきクリエイターになってから
もっとたくさんの子どもたちに見てもらいたくて、それを動画にしました。

上映会で大変評判を呼び、浅野家ゆかりの神社仏閣や、その周辺の広島市の学校など60枚ほどのDVDに焼き付けて配布しました。

そういう訳で、私も浅野家の歴史が語り継がれることに少しは、いえ、大いに貢献できたのではないかと思っています。

その動画がこちら

*「語られない歴史は忘れ去られる」

たくさんの人が歴史の流れの中で生まれては消えて行き、人の心に残るのは学問を除けば、語られる物語に登場してきた人や出来事だけです。

私はお絵かきムービーという、起業家の方や、伝わりにくい法律や商品のストーリー(物語)を作っています。

自分の人生ストーリーももちろん制作し、何度か作り直しました。

その中で、亡き夫へとの思い出を描き、人生の意味を問う大切な作品になり、それはたくさんの人の心に残りました。

一人の人間の人生にしても、一つの出来事にしても、そこには笑顔があり涙があり、体温があります。

それをどう表現するか、日夜頭を抱えてストーリーを書いています。

これからも、

その人や会社のことをたくさんの人に知ってもらえて、人の記憶に残る物語を、愛を込めて作って行きたいと思います。

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お絵かきクリエイターやまのみのり

企業様の創業ストーリー、商品の開発ストーリーなど制作いたします。

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下記のリンクから内容をご覧くださいね。

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代表プロフィール

やまの みのり

やまみのクリエイト代表 山口美信です。

お絵かきクリエイター®️やまのみのり(クリエイター名)で
起業家さんの想いを分かりやすく心に残るストーリー動画にする、「お絵かきムービー®️」の制作をしています。

何度も会ったり時間をかけて説明しないと伝わらない、商品の価値やあなたの人間性を伝えることは難しいと思いますよね。
お絵かきムービーは、例えるならあなたを「朝ドラの主人公」にしたり、商品開発までの道のりをプロジェクトXの技術者のように描きます。
しかも、5分から10分で。
それを可能にするのが、丁寧なヒアリングと、シナリオライティングの技術。
やまみのクリエイトがあなたやあなたの商品を素晴らしい主役にしたイラスト動画を心を込めて制作します。

一社)国際じぶんストーリー協会認定
お絵かきクリエイター
認定ストリーアーティスト(最上位資格)

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